もやし社長の47歳日記

ひよっこガリガリ社長の僕が、とある入院をきっかけにこの貧弱体系に卒業を誓う。日々の筋トレと経営について、そして学生時代の思い出を思いのままに書いて行こうと思います。皆様よろしくお願いいたします。

United States of America vol.4

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島流しto U.S.A

 

いよいよ出発は明日と迫った前日。

 

何とか準備も終わり。

てか、向こうに住むからいるものなんてそんなにない。

現地で買えばいいねん。

 

一番大切なのは何しに行くかの目的とその目標に対しての達成意欲。

 

そしてパスポートと留学ビザとお金。

 

やばい…前日になっても目的が見い出せない。

 

そして、弱くずるい僕がいるのを知っていた。

 

心のどこがで行ってみて辛くなったら、

なんか理由付けて帰国したらえーんやん。

 

でも…

でも、

 

こんなに多くの人達にお別れパーティしてもらったのにすぐには帰れんなぁとは思ってた。

 

半年、いや一年?

いずれにしてもしんどくなったら帰国しよ。

卒業なんて無理やし…

なんて思っていた。

 

 

最後の夜は一睡もせず友達と思い出話しをして夜を明かした。

 

8月21日

11時発ノースウエスト、ロサンゼルス行きが僕の便。

ロスからトランジットしてテネシーはメンフィス空港とやらへ行くらしい。

何時間かかるかもよく知らない。

 

その当時は伊丹国際空港から海外直行便が多く出ていた。

今考えるとめちゃ便利。

 

その朝、大きなトランクを家の玄関から車に運び出す時にオトンが一言。

 

「今度この敷居を跨ぐ時は卒業証書を持って帰る時やな!ガハハ」

 

ありえん…

ほんま最後までありえん。

 

卒業証書どころか、テネシーにたどり着くかが心配の僕に卒業証書だと。

 

3度目の殺意を押し殺し。

 

空港に。

 

そこには大勢の友達や恩人がお見送りに来てくれていて。

 

涙ナミダのお別れ。

 

そこには彼女の姿はなかった。

夏休みの旅行で海外に行っていたのである。

残念賞。

今度いつ会えるか分からないのに…

この時すでに終わっていたんだと思う。

 

皆んなとハグして、

搭乗ゲートを泣きながら…

飛行機に向かったのを今でも思いだす。

 

飛行機に乗ってからの孤独感と不安さは僕の人生での初体験だったと思う。

 

これが僕の留学生活のプロローグである。

 

これゆえに決して自慢出来る事柄ではないのです。

イキっていたダメンズのガキンチョの僕がオトンに無理やり島流しを決められてアメリカに行く事になり。

 

円形脱毛症になるまで怯え、泣き。

目的がないままテネシーとか訳のわからん州に行った事に自慢は出来ない。

それも親の金で…

 

どちらかと言うと僕の中では消し去りたいきっかけなのかも知れない。

 

 

テネシーにたどり着いてからの事はまたゆっくりと書こう。

 

恥ずかしい過去だけど、

今の僕のアイデンティティはこの留学生活が無いと存在しないのだから。

 

この旅立ちからの6年半が僕を激しく逞しくさせたのは間違いの無い事実だから。

 

かわいい子には旅をさせよ!

とはよく言ったものですね。

 

 

 

あっ、ワークアウト行ってます。

週に3日は必ず!

 

ちょっとずつちょっとずつ大きくなっている気がする程度ですが、

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明らかに変化を感じてます。

 

トレーニンググローブとか買ったし(笑)