もやし社長の47歳日記

ひよっこガリガリ社長の僕が、とある入院をきっかけにこの貧弱体系に卒業を誓う。日々の筋トレと経営について、そして学生時代の思い出を思いのままに書いて行こうと思います。皆様よろしくお願いいたします。

術後 NCUにて・・・

目を覚ますとそこは薄暗い部屋で「ピピピピ」と機械の音が聞こえる。

 

あっ、生きてる。

 

どれくらいの時間が経ったのかは分からない。

 

ただ息をしていることは分かった。

 

目もかすかに見える。

 

やったぁ、生きてる、目も見える。

 

涙が頬に流れる、よくわからない感覚やったけど・・・

 

 

 

んん、身体が動かない。

 

なんか窮屈な感じMAX。何やこれ!?

 

身体のいろんなところからチューブやコードがついてる感じがする。

 

それが頭の上の方の機械につながっていて「ピコーン、ピコーン、ピコーン」言うてることに気づく。

 

これ、よくドラマで出てくる、心臓の動きを確認するやつやん!!

 

そっか、ここは集中治療室↓

脳神経外科集中治療室 - NCU(Neurosurgical Care Unit)脳血管障害の術前及び術後の脳神経疾患の重症患者を収容している治療室

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手術は終わったんや!と少しづつ冷静になって来た・・・

 

そんなことを思っていると、あちこちに激痛が走る。

 

先ず、目を開けているとぐるぐるとめまいが半端ない

 

で嗚咽するほど酔ってる。 

 

で、後頭部、たぶん穴をあけた部分が痛い、それも激痛。

 

そしてあちこちの血管からでているチューブ・・・。

 

腕や足の針を刺してるところがズキンズキンと鼓動の度に痛む。

 

そして僕の大切な息子ちゃんからもチューブがつながっている。 

 

そっか、おしっこにも行けないのか?? 

 

てか、いつの間につけられたんや?

 

「 うそ~ん」 

 

 あかん、めちゃくちゃ痛い!

 

あちこちが悲鳴を上げてる。 

 

でも身体は動かない。仰向けのまま・・・

 なんか全身びしょびしょや!

汗?オネショ?いやいやチューブでつながってるし。

 

急に寒気してきた。

 

そこに人影が、看護婦さんらしき人が!

 

看護婦さん「あっ、目が覚めました?

どうですか?具合は?」

 

僕「あちこち、めちゃ痛いです!!」

 

看護婦さん「どちらが痛いですか?」

 

僕「あっちもこっちもです」

 

看護婦さん「(笑)うふふっ、安静にしててくださいね!

何かあったらこのボタンを押してね?」

 

 

って、

笑いごとちゃうし!!めっちゃ痛いし!!寒いし!!すでに痛いって言うてるし!!

 

 

でも若くてかわいく見えたから許す。

 

これからお世話になるし。

 

このNCUに2日間。

 

この2日間が最強に辛かった。

 

①動けないので腰が痛い。床ずれってこういう事かと初めて知る。

 

②初めて繋がれた尿道からのチューブ。おしっこしたいのに出せない。 

看護婦さんは出てますよって言うけど・・・

恥ずかしいし、残尿感半端ないし。

 

③三叉神経の手術は頭蓋骨に穴を開けて、脳を浮かせる液体を一度抜くらしい。

お豆腐と同じだよって説明してくれた!

確かにお豆腐は容器に水が敷き詰めてあることによって形が崩れない。

 

脳みそも同じらしい。

 

その液体が溜まるまでは目眩がするとの事。

これがまた辛い。

 

④そして身体中に綱っている点滴やらなんやら・・・が痛い。

特に動脈に綱ってるやつ!!

 

⑤日頃偉そうにしてきた僕、看護婦さんが居ないと何もできない事が情けなくて辛い。寝返りでさえ看護婦さんを呼ばないといけない不憫さといったら・・・

 

⑥後頭部の手術あとがやばいくらい痛む。

 

「うそ~ん!!」

 

こんなに痛い思いするって聞いてへんかったんですけど・・・

 

 

でもそもそもの原因であった、奥歯の激痛はなくなっていた。

そや!その痛みを取るための手術やったんや。

良かったんや。成功したんや。

右頬の痺れはあるものの・・・良かった。

 

 

そんなこんなで3日目にやっと、通常の病棟に移動。

 

「1か月は入院になるのでのんびりリハビリしていきましょね」

 

って看護婦さん。

 

看護婦さんが30%増しでキレイに見えた瞬間である!