United States of America vol.11
地獄の留学生活も半年が過ぎた。
何とか生きてる。
英語がまったく分からない僕でも気付けば半年・・・
買い物も出来るようになった。
新聞にも載ったし。
英語学校はレベル3になったし。
黒人にシバかれたし。
入院もしたし。
黒人の友達もたくさん出来た。
あっそうそう、その間に免許も取った!!
英語が全く分からないのに!
今日はDRIVERS LICENCEについて書こう。
*写真はイメージ、そしてこれは仮免許。
僕の時代は紙だった。
じゃぁ、英語の分からない僕がどうやって免許を取ったかなんだけど…
車が大好きな僕は車に乗りたく仕方がなかった。
18歳の誕生日で免許を日本で取るつもりだったのだが、
どうせ島流しでアメリカに行くねんからもったいないから取るなと・・・
アメリカは免許取得費用が安いらしいぞって!
家族の猛反対を受け。
そもそもお金も無いし。
日本では取れなかった・・・
そんなこともあって、免許の事で頭がいっぱいだった。
英語の事よりも車に乗りたいが強かった。
それしか楽しみが無かったかもしれない。
で、友達に相談した。
どうやったら免許を取れるのか?
いろいろと教えてくれた、
アメリカは車社会なので(車がないと生活できない)特にテネシーは・・・
16歳で免許取得できる。
よって、テストもぬるいらしい。
そして必勝法まで!!
とは言っても僕には相当レベルが高い。
なんせ英語が分からないんだから。
まず、免許をもっている人を助手席に乗せて運転の練習はしてもよい。
これも驚きだやけど・・・練習は個人でする。
友達の車を借りて。
で、免許取得は免許書を発行できる警察みたいなところへ行く。
運転して行ってもよい、横に免許を持っている人さえ乗っていれば。
なんちゅールールや!って思いながら。
車を持っている友達に頼んで同乗してもらった。
必勝法を備えて!
で、まず実技。
僕の時は小錦みたいな黒人の女の人が助手席に乗った。
めちゃ不愛想で。
めちゃデカくて。
そして黒い。
で、臭い。
泣きそうになる僕。
女警官「エンジンかけて」
僕「YES」
女警官「GO AND TURN RIGHT」
僕「YES」指示器を出しながら右に曲がる。
女警官「TURN RIGHT AT NEXT STOP」
僕「YES」
女警官「TURN RIGHT AT NEXT CORNER」
僕「YES」
女警官「TURN AT NEXT CORNER」
僕「YES」
女警官「GO RIGHT THERE AND STOP 」
僕「YES」
女警官「STOP THE CAR」
僕「YES」
で元の駐車場へ頭から入れる。
女警官「FINISH DONE」
「YOU PASS THE DRIVING TEST」
僕「THNK’S」
うそ~ん
やった受かった!!
って、右にしか曲がって無いし、
バックもしてないし!!
こんなん小学生でも受かるやん!!!!!
てかこの超不愛想な警官はやる気が全くない。
ある意味LUCKY。
で、次は筆記試験。
さぁ本番。
つづく