もやし社長の47歳日記

ひよっこガリガリ社長の僕が、とある入院をきっかけにこの貧弱体系に卒業を誓う。日々の筋トレと経営について、そして学生時代の思い出を思いのままに書いて行こうと思います。皆様よろしくお願いいたします。

United States of America vol.10

ここは何処?

何?

今何時?

何日?

 

てか・・・あちこちがメチャ痛いのはなんで???

 

片目が半分しか開けへんのはなんで?

 

どうも病院のベッドの上みたい。

アメリカの病室 に対する画像結果

 

あっ、そうやモーリスをシバキに行ったんや!

 

 

でも、記憶がない。

 

殴りかかって行って、相手のこぶしが目の前に来たぐらいから

記憶が無い。

 

まったく覚えていない。

 

勝ったんか?

 

わけないか?!

 

病院やし、あちこちがうずく・・・痛いし、

目が腫れあがってて半分開かない。

 

そっかぁシバかれたんやなぁ。

よく殺されへんかったなぁ。

 

てことは秒殺やったんやなぁ。

 

覚えてないねんから。

 

 

どれぐらいボコボコされたんやろう?

 

こんなに身体中あざだらけやし。

 

鏡を見たら・・・

 

「うそ~~~ん」

 

オイワサン見たいたな顔になってるやん。

 

ザ・殴られましてん的なあざができてるし。

 

男前台無しやん。

 

てかどれぐらい寝てたんやろう。

 

一体どうなってここにおるんやろう。

 

病院のパジャマやし。

 

?????????

 

ナースに聞いてもさっぱり何言うてるか分からん。

 

分かったのは誰かが救急車を呼んで運ばれたらしい。

 

アメリカの救急車 に対する画像結果

 

で、ナースが「この点滴終わったら、いつでも自分の寮に帰っていいよ」っやって。

 

日時を聞くとあの夜から丸まる1日経っていた。

そう24時間寝ていたみたい

 

 

恐る恐る、

寮まで帰った。

びっこを引いて・・・

 

またあのグループに会ったらどうしようなんて思いながら・・・

 

寮の玄関先で友達の中国人が近寄って来て、いろいろ教えてくれた。

てかめちゃ聞かれた。

 

なんで喧嘩になったの?

とか、

 

救急車呼んだのは寮の責任者だよ

とか、

 

痛い?

とか、

 

痛いし。

 

どうも僕はあの時秒殺で半殺しにされたようだった。

 

向かっていった瞬間6人にボコボコにされたらしい。

 

そして僕が気絶したので、慌てて救急車を呼んだそうな・・・

 

で、警察沙汰になったようだった。

 

殴ったグループは警察で調書を受けているらしい。

 

彼らはアメフト部でみんな

奨学金で大学に来ているから

不祥事は退学らしいよっ」て。

アメフトアメリカ に対する画像結果

彼が・・・教えてくれた。

 

僕はそれを聞いても嬉しくなかった。

 

あんなに僕をイジメてたけど・・・

大嫌いやけど。

 

逆になんか切なくなった。

 

僕が殴り掛かったからの話しやし・・・

 

 

そして次の日、学校に行くと僕は超有名人になっていた。

先生にも生徒にも

 

なぜか?

 

それは大学の新聞(PACERS)にこの事件が掲載されていたから・・・

 

簡単にいうと

 

「アメフト部1年、日本人留学生に暴力」

みたいな見出しで。

大学新聞アメリカ に対する画像結果

 

いろんな人に聞かれた

 

「黒人と喧嘩したん?」

 

「アメフト部とやりあったん?」

 

「なんでなん?」

 

「すごいなぁ」

 

って

いやいや、喧嘩って、シバかれただけで1発も殴ってませんから~

凄いも何もイジメられるんが嫌やっただけやし。

 

 

でも、

「あっあ~ん YES」って返事する。

しかないやん。

 

あとあと知るのだが、

僕が起こした、この事件は大事(オオゴト)になり。

 

大学でも大問題となったらしい。

 

 

~そしてモーリスは半年間の停学

その仲間たちは半年間の部活動停止処分で決定した。~

 

 

不思議なことにこの事件がきっかけでそのグループとは仲良くなり。

 

僕の事をDICKでは無く、名前で呼ぶようになり、

買い物も食事もバスケもパーティーも誘ってくれて。

 

一番の仲間になった。

 

アメフト部の黒人グループともやしの僕が常に一緒にキャンパスを歩いているのはさぞ滑稽な風景だったと思う。

 

この事件がきっかけで

飛躍的に英会話力が伸びた

のは言うまでも無い。

 

 

ただ、

黒人独特のスラング使いとラッパー調なイントネーションまでもが身についてしまったのだけど・・・。

 

多分僕の人生で3位に入る、ビビる出来事の一つの結末でした。

 

チャンちゃん。